<わたし>
人というものが、動物の本能としての自分と「本当の自分(魂/霊体)」というもので成り立っているということは、なんとなく分かるのですが、それぞれの人の「本当の自分」が違うところから来ているというのは、どういう事ですか?
<不思議な人・Aさん>
あなたは、スポーツをしたり、観たりすることが好きですか?
<わたし>
子供のころは野球、バスケットボール、テニス、スキーとかしていましたが、好きでやっていたかというとそうではないですね。家族や周りの友達がやっているし、みんなとスポーツをする事は良いことだと思い込んでいるところがあったように思います。けれども、その時その時は楽しんでいたと思います。スポーツも観ることについては子供の頃から興味はありませんでした。今はスポーツをすることも全く興味がないです。
<不思議な人・Aさん>
そうですか。どんなスポーツが好きなのかは、その人の本当の自分の出所をよく表しているのですよ。スポーツは大きく分けると3つに分類できると思います。
1つは闘う系です。団体または1対1で行うスポーツで、点を取り合ったり、あるルールの下で勝ち負けを決めるようなものです。相手の先の動きを読んで、裏をかく能力とパワーが求められます。例えば、今話題になっているアメフトやサッカーなどの球技の団体スポーツ、テニスや卓球、柔道、剣道、レスリング、相撲、ボクシングなどですね。
1つはタイムを競ったり、技術を競う、競技種目ですね。水泳、陸上競技、体操、フィギュアスケートなど。競争する相手を意識することはあるけれども、いかに、自分や団体みんなの能力を高めるか、ということが重要なスポーツですね。
1つは、自分の心や体の健康を保つためにするスポーツでしょうか。山登り、サーフィン、カヌー、ヨガ、太極拳、ピラティス、人と競わず、自分のペースで行う水泳やマラソンなど。
他には、エベレストなどの高い山の頂上を目指す登山家や、危険を承知で探検をする冒険家は、自然を相手に闘う人たちですね。
つまり、本当の自分の出所は、大きく分けると「闘う系」、「競う系」「闘わない/競わない系」になります。